
店舗やオフィスの改装工事では、内装のデザインや工事費用、完成までのスケジュールに目が向きがちです。
しかし、工事を進めるうえで意外と重要なのが「搬入経路」です。
使用する材料や設備が現場まで運べなければ、予定していた工事を進めることができません。
今回は、店舗改装で見落としやすい搬入経路の問題についてご紹介します。
材料が建物に入らないこともある
内装工事では、石膏ボードや軽量鉄骨、建具、設備機器など、さまざまな材料を使用します。
特に大型の建具やカウンター、厨房設備などは、搬入時の寸法確認が欠かせません。
例えば、エレベーターの扉は通過できても、内部の奥行きが足りず、材料を載せられない場合があります。
また、廊下の曲がり角や階段の踊り場などで、長い材料が通らないこともあります。
単純に入口の幅を測るだけでなく、搬入経路全体を確認する必要があります。
エレベーターが使えるとは限らない
商業施設やオフィスビルでは、工事用の搬入経路やエレベーターが指定されている場合があります。
一般のお客様が利用するエレベーターを資材搬入に使用できない建物もあります。
さらに、使用可能な時間帯が決まっていたり、事前予約が必要だったりすることもあります。
搬入条件によっては、材料を小分けにして運ぶ、搬入する時間を変更するなどの対応が必要になります。
こうした条件は、作業時間や工事費用にも影響します。
共用部分の養生も重要
資材を運ぶ際には、建物の床や壁、エレベーター内部などを傷つけないようにする必要があります。
そのため、搬入経路には養生を行うことがあります。
養生とは、床や壁などを保護材で覆い、傷や汚れを防ぐ作業です。
建物によっては養生する範囲や使用材料が指定されている場合もあります。
また、工事期間中ずっと養生を設置できるとは限らず、作業のたびに設置と撤去が必要になることもあります。
搬入計画が工期を左右する
材料の搬入は、工事の工程とも密接に関係しています。
例えば、床工事の材料が届かなければ、その後の仕上げ作業を進められません。
大型設備の搬入を後回しにした結果、完成した間仕切り壁が障害になるケースも考えられます。
そのため、何を、いつ、どの経路で搬入するのかを事前に整理しておくことが重要です。
場合によっては、材料の搬入順序に合わせて施工工程を組み立てる必要があります。
工事前に確認しておきたいこと
店舗やオフィスの改装工事では、次のような項目を確認しておくと安心です。
- 建物の入口や通路、階段の有効寸法
- エレベーターの使用条件と内部寸法
- 大型材料や設備の搬入方法
- 搬入できる曜日や時間帯
- 共用部分の養生範囲
- 搬入車両の停車場所
特にテナント工事では、管理会社や施設管理者との事前調整が必要になる場合があります。
まとめ
店舗改装では、施工する場所だけでなく、そこまで材料を運ぶ経路も工事計画の重要な要素です。
搬入条件を事前に確認することで、工程の遅れや想定外の費用を抑えやすくなります。
株式会社若宮企画では、店舗・オフィスの内装工事や改修工事に対応しています。
工事内容だけでなく、建物の条件や施工工程も踏まえた計画をご提案しています。
店舗・オフィスの改装をご検討の際は、お気軽にご相談ください。


